初夏のグランピング (20)～帰路～

帰りの新幹線は、なすの ２７２号。

エンゼルフォレストに来る時も、いつも同じ時刻に出発する

新幹線で来るんだけど、帰る時もいつも同じ新幹線なんだ。

座席も、ほとんど一緒だよ。

ぼく達は座席に着くとバッグを開けてもらい、寝床を作ってもらったんだ。

お互いに寝やすいポジションを見つけると、すくに夢の国へ。

上野駅に到着するまで、グッスリ寝ちゃったよ。

今回の冒険はぼくの病気の事もあって、発作が起きないように

出発前日まで、パパ達は心配したみたい。

エンゼルフォレストに到着すると、ぼくは病気の事なんて忘れたみたいに

楽しく遊ぶ姿をパパ達に見せて安心させたんだ。

だけど冒険から帰宅した翌日から２日間、大きな発作に襲われ

一時は復活したんだけど、３０日の通院日に病院で発作を起こして緊急入院。

退院してお家でパパ達に看病してもらい、６月４日の通院日に診察も終わり

ママと会計を待ってる時、ぼくはパパ達の世界での冒険を終え

次の冒険の目的地、虹の橋のたもとに旅立つ事になっちゃったんだ。

これがパパ達との最後の冒険になっちゃったけど、エンゼルフォレストでは

発作も起こさず、久しぶりにパパ達に笑顔を見せる事も出来たのは

神様がくれた最後のプレゼントと思ってるよ。

これからはパパ達には、ぼくの姿が見えないかもしれないけど

どこに行くのも、今まで同じで一緒。

パパ ママ 真美、これからもよろしくね。

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☆追記☆

ピクシーの最後の冒険でした。

大好きなエンゼルフォレストで、大好きなお友達のハントくんと遊び

自分達には素敵な思い出をたくさん残してくれました。

ピクシーは、最高の犬生でした。

最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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