大寒波の中で初グランピング (20)～「またね !」～

エレベーターで、新白河駅の改札口まで上がると

ぼく達は、暖房の効いた待合室には入れないので

人気のないベンチを探して、電車の時間まで深呼吸。

電車に乗っちゃうと、しばらくは新鮮な空気が吸えないから

この時間は、すごく大切なんだ。

今日はハントくんも、駅まで一緒。

駅での別れって絵になるけど、別れの時間が近づくにつれて

段々と悲しくて寂しくなってきたんだ。

もっといっぱいハントくんと、お喋りしたり遊びたかったな。

それに体調が万全じゃなかったから、楽しみにしていた

雪遊びも出来なかったので、ぼくは少し不完全燃焼。

お互いに 「元気で長生き」 して、来年は一緒の冬は一緒に

雪遊びする事をハントくんと誓ったんだ。

まずはその前に、初夏の敬老会グランピング。

お腹の調子を整えて、いっぱいご馳走を食べる約束をしたよ。

話は尽きないけど、お互いに電車の時間。

かあさんとハントくんは、東北線のりばへ。

ぼく達も、新幹線のりばに向かったんだ。

サヨナラは言わなかったよ !

だって、サヨナラは悲しくなるからね。

「またね !」 って言って、ぼく達はお別れしたんだ。

この続きは、また明日 !

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